1週間で宅建士の基礎が学べる本 3日目

2020年7月28日

目次

1週間で宅建士の基礎が学べる本 3日目

3日目の学習は、「法律用語の使い方・読み方」を指南してくれる。

宅建試験は法律の試験。法律の試験は法律用語で構成されており、文法も独特のものとなっている。
段々と宅建勉強らしくなってきたのではないか?

その辺も緩やかに段階を踏んでいくのもこの本が読みやすい特徴ではないだろうか?

「及び」、「並びに」、「かつ」

及びの使い方

2つの語句を並べるときは、「及び」を使う。3つ以上の場合は、途中を「、」で区切り最後に「及び」を使うという法則がある。

サンプルとして、私にもなじみの深い酒であらわしてくれている。非常に解りやすい。

2つ並べるとき・・・ビール 及び ワイン
3つ並べるとき・・・ビール 、 ワイン 及び 日本酒

このような感じだ。
英語に似ている気がする。

英語も3つ以上つなげる場合は、途中を「、」で区切り、最後に [ and ]で区切るのが通例だ。

並びにの使い方

「並び」は、「及び」と一緒に使う言葉で、単独で使う言葉ではないとのこと。
具体的には「及び」で繋いだグループを連結する際に使うと言う感じだ。

これもこの参考書はお酒で示してくれている。非常に解りやすい。

ビール、ワイン 及び 日本酒
並びに
ウイスキー、ブランデー 及び 焼酎

これは、前者のビールなどは酒の種類的に蒸留酒というカテゴリであり、後者は醸造酒というジャンルである。それを結合するために、「並びに」が使われているということだ。

かつの使い方

「及び」や「並びに」は言葉やグループを繋ぐ役割があるが、「かつ」はプラスアルファ的な意味合いで捉えてね。というものだそうな。

以下はサンプルである。

胸焼けがして、 かつ 頭が痛い。

ふむむ。ちょっと難解である。
及びと何が違うのだろうか?

これは予測であるが、及びは単語・名詞をつなぐ、かつは状態や形容詞をつなぐものと考えればよいのか。
となると、「かつ」の3つあるバージョンはどうなるのだろう?
ただ、日常でも「かつ」を2回連続で使っても違和感ないので、かつは複数使えると言うことなのかな?

「又は」、「若しくは」

次に又は、若しくはである。
及び、並びには英語やプログラミング的に「AND」という意味合いだったが、今回の「又は」、「若しは」は「OR」の意味合いである。
この列挙した中のどれか、ということだ。

又は使い方

これも例文を見てみよう。

2つ並べるとき・・・ビール 又は ワイン
3つ並べるとき・・・ビール、ワイン 又は日本酒

及びにと同様に2つの場合は 又はでつなぎ、3つ以上の場合には途中を「、」で区切り最後に又はで繋ぐというルールである。

では飲食系の事例で日常生活での「及び」と「又は」の使い方を見てみよう。

飲食店スタッフで最初の一杯だけ無料、というコースの場合の説明としてあっているのはどちらだろうか?

ファーストドリンクは種類は、 ビール、ワイン及び日本酒となっております。どちらになさいますか?

ファーストドリンクは種類は、 ビール、ワイン又は日本酒となっております。どちらになさいますか?

どちらが正しいだろうか?

・・・自分で書いていて、どっちでもいい気もしてきたが・・・・笑。

この場合、ファーストドリンクなので、どれか1つを選ぶ必要がある。
どれか1つなので、この場合は「又は」が正解である。

では、以下のケースはどうだろう。

大盛りラーメン、30分以内に全部食べたら無料というお店の飲食店スタッフの説明である。

30分以内に大盛りラーメンを完食したら無料です。完食とは、麺、具材及びスープを残さず食べることです。

30分以内に大盛りラーメンを完食したら無料です。完食とは、麺、具材又はスープを残さず食べることです。

この場合は、全て対象となるので、ANDすなわち。及びが正解である。

若しくはの使い方

「若しは」は又はの内側で使うようだ。
この辺は及び、並びにとは逆なので紛らわしいが、「及びに・並びに」と「又は・若しくは」をグループ分けできて、区別していればOKだろう。

先ほどの蒸留酒と醸造酒のサンプルで見てみよう。

ビール、ワイン 若しくは 日本酒
又は
ウイスキー、ブランデー 若しくは 焼酎

このような使い方である。

係る

係るの使い方

係る(かかる)は、「・・・の」、「・・・に該当する」、「・・・についての」という解釈でOK。

では以下の実際の宅建試験に関する例文で見てみよう。

第一種低層住居専用地域は、低層住宅に係る良好な住居の環境を保護するため定める地域とする。

この場合は「低層住宅の良好な住居の環境を」と訳せば良いだろう。

といちいち訳すよりも、ニュアンスでわかると思うので過去問を解きまくってなれた方が良い。

他にもここでは、「関する」「場合」「とき」「以上」「超える」「以下」「未満」についても解説しているが、これはそのままの言葉なので割愛。

特殊なのが以下のケースである。

「直ちに」、「速やかに」、「遅滞なく」

これは速度感の優先順位である。

最優先、今すぐやれ。というのが「直ちに」
急いでね。なるべく早くね。というのが「速やかに」
遅れることのないようにね。というのが「遅滞なく」

である。この優先順位を問うようないやらしい問題も本番ではあるようなので、要注意だ。

その他の用語、語句

他にも本書でピックアップされているものとしては、

  • しなければならない
  • することができる
  • 推定する
  • みなす
  • やむを得ない理由(事由)
  • 正当な理由(事由)
  • 妨げない
  • この限りではない

などある。

いずれにせよ、問題を読み解く段階で、かつて経験した英語の長文問題のように、これらの特殊用語が出てきたら、まずチェックして文節ごとに区切る作業をしてなれていくと良いのではないか?

3日目の内容としては以上になる。